ANAの国際線特典航空券を検索していて、希望するビジネスクラスが出てこないと、「やっぱり空席がないのかな」と思ってしまいます。
ただ、これまで何度も特典航空券を探してきた中で、往復検索では出てこなかった旅程が、「複数都市・クラス混在」や経由地を分けた検索では表示されたことがあります。
今回も、記事用にあらためて検索してみたところ、普通の往復検索では希望するビジネスクラスが出なかった日程で、検索方法を変えると別ルートの候補が表示されました。
もちろん、簡単に空席が見つかる方法ではありません。
それでも、どうしても取りたい特典航空券があるときは、往復検索だけで諦める前に試してみる価値があります。
普通に検索してもヨーロッパのビジネスクラスが出てこない
以前、両親のミラノ旅行のために、ANAの特典航空券でビジネスクラスを探していました。
84歳と78歳の両親にとって、長距離フライトをエコノミークラスで移動するのは体力的な負担が大きくなります。
せっかくヨーロッパまで行くなら、移動だけで疲れ切るのではなく、現地で旅行を楽しむ体力も残してほしい。
そのため、できれば長距離区間はビジネスクラスを確保したいと考えていました。
ところが、ANA国際線特典航空券で東京―ミラノなどのヨーロッパ路線を普通に往復検索しても、ビジネスクラスはなかなか見つかりません。
半年以上先まで日程を広げても、希望する旅程が表示されないことは珍しくありませんでした。
往復検索で出なくても「空席なし」とは限らない
ANAのサイトで普通にビジネスクラスの往復検索をすると、一見すると空席があるように見えることがあります。
ただし、旅程の中身をよく見ると、長距離区間がエコノミークラスになっている場合があります。
今回、この記事用に検索した例でも、往復検索では候補自体は表示されましたが、行きの長距離区間はエコノミークラスでした。

そのため、「ビジネスクラスで検索して候補が出た=希望する長距離区間もビジネスクラス」とは限りません。
一方で、同じ日程でも「複数都市・クラス混在」を使って検索すると、チューリッヒ経由など別の旅程で、長距離区間を含めてビジネスクラスの候補が表示されるケースがありました。

なぜ検索結果に違いが出るのか、ANAのシステム上の詳しい仕組みまでは分かりません。
ただ、私自身これまで何度も同じような経験をしているため、往復検索の結果だけを見て「希望するビジネスクラスはない」と判断せず、検索方法を変えて確認するようにしています。
「複数都市・クラス混在」で検索してみる
往復検索で希望するビジネスクラスが見つからないとき、次に試しているのがANA国際線特典航空券の「複数都市・クラス混在」です。
この検索では、出発地から目的地までを一括で探すのではなく、旅程を区間ごとに分けて入力できます。

今回の記事用に検索したケースでは、普通の往復検索では行きの長距離区間がエコノミークラスでしたが、「複数都市・クラス混在」で検索すると、別ルートでビジネスクラスの候補が表示されました。実際の検索結果の違いは、前の章で紹介した通りです。
同じ日程・同じ目的地でも、検索方法を変えることで違う旅程が出てくることがあります。
まずは往復検索だけで判断せず、「複数都市・クラス混在」に切り替えて検索してみるのが、私がよく試している方法です。
それでも出なければ、経由地を分けて探す
「複数都市・クラス混在」で東京からミラノまで検索しても、希望する旅程が出てこないことがあります。
そんなときは、私は経由地になりそうな都市を自分で考えて、区間を細かく分けて検索します。
たとえば、
東京 → フランクフルト
フランクフルト → ミラノ
あるいは、
東京 → パリ
パリ → ミラノ
というように、長距離区間と、その先の短距離区間を別々に探していきます。
最初の経由地で見つからなければ、チューリッヒ、ミュンヘン、ウィーンなど、別の都市に変えて再度検索します。
さらに目的地によっては、ヨーロッパ内だけでなく、イスタンブールやシンガポール、バンコク、香港なども経由候補として考えることがあります。行き帰りで同じ経由地である必要はありません。
もちろん、どの経路でもANAの特典航空券として発券できるわけではありませんし、必要マイル数や利用できる航空会社も、その時点の条件によって変わります。
ここで大切なのは、「東京→目的地」という一つの検索結果だけで判断せず、経由地を変えながら複数の経路を試してみることです。
この探し方はかなり地道ですが、普通の往復検索では見えなかった候補が見つかることがあります。
日程が自由なほど候補は増える。でも検索は大変
旅行の日程を前後に動かせる場合は、その分だけ探せる候補も増えます。
ただ、日付を変え、経由地を変え、さらに往路と復路を分けて検索していくと、組み合わせはかなり多くなります。
正直なところ、かなり手間と根気の必要な探し方です。
数回検索すれば簡単にビジネスクラスが見つかる、というものではありませんし、条件を広げても希望する空席が出ないこともあります。
それでも、普通の往復検索では見つからなかった旅程が出てくることがあるので、時間をかけてでも希望に近い特典航空券を探したいときには、試す価値があると思っています。
全区間ビジネスクラスにこだわらない
候補を広げるために、すべての区間をビジネスクラスに固定しないこともあります。
たとえば、
- 日本からヨーロッパまでの長距離区間はビジネスクラス
- ヨーロッパ内の短距離区間はエコノミークラス
という組み合わせです。
短距離区間までビジネスクラスにこだわると、その区間に空席がないだけで旅程全体が組めなくなることがあります。
一方で、体への負担が大きい長距離区間をビジネスクラスで確保できれば、短距離区間はエコノミークラスでも十分と考えられる場合もあります。
特に今回のように、長距離移動の負担をできるだけ減らしたい旅行では、どの区間を優先するかを決めて探す方が、現実的な候補を見つけやすくなります。
なお、ANA国際線特典航空券では、乗り継ぎ旅程で区間ごとに異なるクラスを組み合わせることができます。必要マイル数の計算にはクラス混在時のルールがあるため、実際に予約する際はANA公式サイトで確認してください。
実際に両親のヨーロッパ旅行でも、日程や経由地を変えながら探した結果、最終的に長距離区間をビジネスクラスで移動できる旅程を見つけることができました。普通の往復検索だけを見ていたら諦めていたかもしれないので、検索方法を変えながら探してみてよかったと思っています。
家族5人分の特典航空券を探すときに、実際にどんな考え方で便を選んでいるかは、こちらの記事で詳しくまとめています。
まとめ|ANA特典航空券は往復検索だけで諦めない
ANA国際線特典航空券で希望する便やクラスが見つからないときは、私は次の順番で検索方法を広げています。
- まずは普通の往復検索
- 出なければ「複数都市・クラス混在」
- 経由地を変えながら、区間ごとに分けて検索
- 必要に応じて、長距離と短距離で搭乗クラスを変える
- 日程を前後させながら候補を探す
この方法でも、必ず希望する空席が見つかるわけではありません。
また、条件を広げるほど検索する組み合わせは増えるので、かなり根気も必要です。
それでも、普通の往復検索で出てこなかったからといって、すぐに諦める必要はありません。
「複数都市・クラス混在」や経由地を分けた検索を試すことで、これまで見えていなかった旅程が見つかることがあります。
どうしても取りたい特典航空券があるときは、往復検索だけで終わらせず、少し検索方法を広げてみるのがおすすめです。

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